エコキャップ運動は善か…?生徒総会で質問してみた
エコキャップ運動と言えば小学校から高校まで広く行われている運動だということはご存知のとおりだと思います。
そして、ネット上では、特にまとめサイトなどはとても叩かれている運動です。
エコキャップ運動はペットボトルのキャプを回収し、400個のキャップで1本のワクチンにかえることができるという一見すれば手軽にエコについて考えることができるので多くの学校などで取り組まれています。
それでだけでなく、企業等でも環境について考えているというアピールにもなるため取り組まれています。
しかし、実際には効率的ではなかったり、逆に環境に負荷をかけているのではないだろうか、というか意見があります。
ということで、私の通っている高校の生徒総会で質問してみたのですが、以下の回答でした。
エコキャップ運動は環境への意識向上のために行っているので非効率的だろうが構わない。 エコキャップ協会の活動、主に収支についても把握していない。
そして現在もエコキャップ運動は継続されています。非常に残念なので次の生徒総会に向けて情報をまとめておきたいと思います。
校内での活動
まずは私達の高校でのキャップの流れを調べてみました。
集まったキャップはエコキャップ運動を担当している保健委員会の本拠地である、保健室に運ばれます。
そして、丁寧に生徒が手洗いをし、乾燥させ、シールが貼っていないかチェックされていました。この先は近くの業者に送られるものだと思いますが、大量にゴミの倉庫の近くにキャップの入った袋が放置されていました。中学校でも処理しきれないキャップが山積みになっていました。キャップは集まりすぎているのです。
この時点で水や時間が使われています。そしてこのキャップを運ぶためにガソリンが使われます。この段階でエコではないと思うのですが…
ペットボトル飲料を消費しないという発想
環境についての考え方として4Rというものがあります。優先順位は
- Refuse(断る)
- Reduce(減らす)
- Reuse(再使用)
- Recycle(再生利用)
となっています。
そもそも、エコキャップ運動自体がこの原則から外れているのではないかと思います。
多くの学校では、キャップを多く集めるために競技のように個数を競っています。上位に入るためにペットボトル飲料を買う人もいるかもしれません。
彼によると弟はその前日、「明日学校でペットボトルのキャップを集めるから、お金ちょうだい。ジュースを買ってくる。」と母親にねだっていたというのだ。
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ペットボトル飲料を1本我慢することでおよそ10本のワクチンを届けられるのです。
直接送金してはいけないのか
日本人は過程を重視するように思えます。多くの人の手間がかかったもののほうが大切にされます。そのため、直接送金するということに抵抗を感じるのでしょう。もしくはそのような発想が生まれないのかもしれません。
いつになったらこの運動終わるんですかね